「SI出身は事業会社PMに不利」——僕は、これは迷信だと考えています。1社1サービスを見てきたPMより、10社10課題を見てきたPMのほうが、AI時代には有利に働く場面が確実に増えている。ただし、経歴を「PM歴◯年」で語っている限り、その強みは伝わりません。
結論から言うと、AIが要件定義・基本設計・スケジュール管理・PMOを代替し始めた今、「事業会社PMのほうが安定でSIerのPMは下請け」という従来の序列は崩れ始めています。1つの事業・1つのプロダクトだけを見てきたPMより、複数の業界・複数の課題・複数の顧客と向き合ってきたSIer/受託のPMのほうが、変化への適応機会が構造的に多いからです。
ただし条件があります。経歴を「PM歴」ではなく「職域」で語れること。商流のどこにいて、工程のどこからどこまで担い、誰と折衝してきたのか。このサイトは、SIer・受託出身の方がそれを言語化して、Web系・ITコンサル・事業会社・そして「求人票にないポジション」へ職域を広げるための専門メディアです。あくまで山根の個人的な見解も多分に含みますが、実際の面接の現場で起きていることに接地して書いていきます。
同じ「SIerのPM」でも、この3軸の座標が違えば、狙えるキャリアも語るべき経歴もまったく違います。
1次請・1.5次請・2次請以降のどこか。上流ほど顧客の生の課題に触れており希少です。2次請以降でも、品質・進捗管理の実績は語り方次第で十分に換金できます。
IT戦略〜業務分析〜要件定義〜設計〜開発〜運用のうち、どこからどこまで担ったか。要件定義より上流に関与した経験が、市場価値の核になります。
顧客先常駐は「下積み」ではありません。顧客の現場に入り込んで課題を定義する経験は、フォワードデプロイドPM(FDPM)という新しい職種概念への一番の近道です。
工程経験・顧客折衝・マネジメント規模・モダン開発経験などを3分で棚卸しし、「Web系プロダクトPM型」「ITコンサル・PMO型」など5つの進路タイプを判定します。回答は端末内(localStorage)にのみ保存され、登録は不要です。
SIer出身PM適性診断をはじめる →面接官が本当に見ているのは工程管理歴ではなく、意思決定への関与。評価の分かれ目を実際の面接文脈から解説。
「上流をやっていました」では換金できない。課題設定・システム化企画まで遡って語る技術を分解します。
納品で終わるか、リリースから始まるか。文化ギャップの正体を構造で理解すれば、壁は越え方が見えてきます。
大手SIer・中堅プライム・1.5次請・SESそれぞれの現在地と、そこから狙いやすい進路を整理した保存版。
「転職で年収が上がる」とも「下がる」とも一概に言えない。行き先カテゴリ別のレンジ目安と、上げ幅が生まれる条件。
アジャイル未経験・レガシー環境出身でも打ち手はある。転職前の90日でできる現実的な補い方を優先度順に。
PM・PM隣接職に特化した人材紹介「PM Quest」を運営。IT人材業界20年、ギークリー創業を経て現職。個人として通算4,200名のキャリア面談を実施してきた経験をもとに、本メディアの全コンテンツを監修しています。統計値ではなく、面接・面談の現場で実際に起きていることを書きます。
その段階こそが、視野を広げやすいタイミングだと僕は考えています。診断で現在地を掴むところから始めてください。
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