職域マップ2026-07-06監修:山根一城(株式会社ポテンシャライト)

SI出身者の職域マップ——商流×工程×常駐で現在地を知る

皆さま、こんな経験ありませんか。転職サイトで「PM経験者歓迎」の求人を眺めても、自分に合うのかどうかまるで判断がつかない——。原因ははっきりしています。「SIerのPM」という一括りが粗すぎるのです。僕は、PMは40パターン存在すると申し上げてきました。SI系だけでも現在地はまるで違います。

1. 現在地を決める3軸

2. 現在地別の見取り図

現在地持っている資産相性のよい進路の例
大手SIer PM(元請)大規模マネジメント・エンタープライズ折衝ITコンサル/大手事業会社のIT企画。ただしスタートアップとは文化ギャップが大きい
中堅プライム系SIer PM元請経験+現場との近さの両立ITコンサル・PMO/バーティカルSaaS。実績があれば年齢を問われにくい領域
1.5次請〜2次請 PM/PL品質・進捗管理の完遂力・現場統率発注側(情シス・IT企画)への転換/新興ITコンサル。求人の裾野が広い
SES・常駐リーダー複数現場への適応力・顧客先での課題発見まず「PM経験の中身」の言語化が先決。常駐経験はFDPM文脈で強みに転じる
Web系受託 PMモダン開発・技術理解Web系事業会社・スタートアップとの距離が最も近い

※進路の相性はPM Quest独自の職域マップ(40パターン)に基づく目安です。個人の経験・年齢・企業により変動します。

3. 現実的な狙い目と、注意すべき問い

個人的には、SI出身の方の現実的な狙い目として①バーティカル(業界特化)SaaS②新興・中規模のITコンサル③事業会社の情シス・IT企画(発注側)の3つをまず挙げます。いずれもSIer経験がそのまま評価されやすい構造がある領域です。

一方で、面接で必ず問われるのが「そのPM経験は本当のPM経験か」です。①何名×何ヶ月×予算いくらのプロジェクトか、②要件定義から関与したか途中参画か、③最終意思決定者は誰だったか。この3つに具体的に答えられるよう、応募前に自分の経験を棚卸ししておいてください。

(結論)

会社名や「PM歴◯年」ではなく、商流×工程×常駐の座標で自分を語る。座標が定まると、無数に見えた求人が「自分の座標から近い/遠い」で整理できるようになります。まずは現在地の確認から。当サイトの3分診断も、この3軸に沿って設計しています。

監修:山根 一城(株式会社ポテンシャライト 代表)

PM・PM隣接職に特化した人材紹介「PM Quest」を運営。IT人材業界20年、ギークリー創業を経て現職。個人として通算4,200名のキャリア面談を実施してきた経験に基づき監修しています。本文中の年収・難易度等はPM Quest独自ガイドの目安値であり、個人の経験・企業により変動します。

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